私の師匠は全て
我以外皆我が師。
身の回りのもの全て、人間以外のものも全て自分を成長させるものだと思います。
私は漫画やアニメが結構好きです。ピアノも長年習っていましたし中学生・高校生では音楽系の部活に所属していたこともあり音楽も好きです。
悩んだりしたとき、私はよくアニメに助けられます。音楽にも助けられます。ここではまずアニメに触れていこうと思います。
同じこの世を生きていない、架空の世界の話なのに。
得られるものは沢山あります。そしてそれが心に染みて明日を生きるための糧になるのです。
今まで沢山のアニメを見てきたので、ここで全て紹介するのは不可能ですが、真っ先に思い出せる私がとてもお世話になったアニメ(漫画)を紹介したいと思います。
詳しくはWikipediaで調べた方がいいと思います。ここではざっくり紹介しますと。心に傷を抱えた十数人の子供から大人まで幅広く居るキャラクターたちが、それぞれ助け合いながら傷つけあいながら、頑張って生きていくと言うストーリー。(あれ、すごく紹介が下手な気がする。)
少し自分の境遇と似ているところもあったりして私はとても共感しました。だからこそキャラクター一人一人の言動が、気持ちが分かってしまって、涙無くしては見ることはできません。(読むことはできません。)特に私が気に入っている言葉を一つ。
草摩紅葉くんというキャラクターがいるのですが、その子が言ったセリフですね。
僕はちゃんと思い出を背負って生きていきたいって。
たとえばそれが悲しい思い出でも、僕を痛めつけるだけの思い出でも、
いっそ忘れたいって願いたくなる思い出でも、
ちゃんと背負って逃げないでいれば
いつかそんな思い出に負けない僕になれるって
信じているから。信じていたいから。
彼は過去にあった出来事を引きずって、でも主人公や他のキャラクターたちには悟られないように笑顔で過ごしていたんです。(彼と血縁関係のあるキャラクターはお互いが抱える問題をある程度は知っていると思いますが。)ですが、とあることがきっかけで主人公に知られてしまいます。その時のセリフです。
「過去に嫌なことがあっても、忘れてしまうのはとても悲しいことで、だからどんなに辛い記憶でも、その記憶と向き合い続ければいつかそんな思い出に負けない強い自分になれるって信じたい。」というニュアンスで私は解釈しました。
このセリフを聞いて思ったことがあるんです。それは、何事も信じることから始まるんじゃないかってこと。信じることは中々難しいことで、どうしても物事を100%信じるのはできなくて、疑ってかかってしまう部分もあったりします。先の見えないことなんて不確実なことですもん。でもそんな難しいことができたら?信じることができたら?それは確実に力になると思います。(ふと「諦めたらそこで試合終了ですよ」という有名なセリフを思い出しました。)そう考えたら途端に未来は明るいような気がして、楽しいと思うんです。これも「信じる」に通じていると思います。
これはつい最近まで地上波で放送していましたね。私は放送される少し前にOVA版を見て知りました。(もっとはじめは、ガンダムユニコーンのBGMの一つである「On Your Mark」からこのアニメを知りました。)年が年なのでファーストガンダムと言うよりかはガンダムシードをちらっと見たことはあった、くらいのガンダム歴でしたので、はじめは話の展開などさっぱりでした。しかし何度か繰り返し見ていくにつれてこの作品の魅力が分かったのです。
これもにわかの私が紹介できることなんてないので詳しくはWikipedia等を見ることをお勧めしますが、ざっくり紹介するならば、主人公:バナージという少年が連邦と袖付きという相対する組織の間で揺さぶられながら自身のやりたいことを見つけそれを叶えるために奔走する、という感じでしょうか。(ホントまとめるのがヘタすぎて、気になった方は詳しくは公式サイトなどを見ましょう!)
このアニメには「可能性という名の未来」というキーワードがあります。人の想いがあって願いがあって、それが一つ一つ託されていくことで繋がり合う。キャラクターの抱える闇や夢も一つ一つが深く、感情を揺さぶられます。敵味方関係なしに見ればみんな自分の信念を貫いているだけなんです。人の未来を人の手で切り拓く、先は見えずとも可能性を信じて戦う。「人生そんなにうまくいかない」「どうにもならないときだってある」「どうしようもない」「それぞれの葛藤」という要素を取り込んだ、現実味のある作品です。非常に悲しく、非常に泣ける、そんな作品です。
(言葉で表すことが不慣れな私が言うと、どんどん胡散臭くなっていくような気がするのでここで止めておきます。)
どちらの作品も素晴らしいのは内容とともにそのBGM。是非聴いていただきたいですね。どちらの作品も、どの曲も全てが心に訴えかけてくるものだと思います。
最後に。
自分の身の程と言うのは分かっているつもりです。だからこそこれからの人生は生半可なものではないでしょう。挫折も沢山すると思います。恐らくその時その瞬間はとても怖いでしょう。悲しくて仕方がないでしょう。ですがその恐怖や悲しみは時間が解決してくれると思います。そう信じたいです。全てのものには良くも悪くも意味はあると思います。でもだからこそ、悪いことにも良いと思える意味はある。その時は思えなくても時間がそう思わせてくれる。(昔のことが笑い話になるのはよくあること。)
自分を信じることは難しいですが、頑張りましょう。自分の周りにあるものには全て意味があって、それらは全て自分の成長を促すものである。